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オーダーメイドの喧嘩札・千社札は真鍮製

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『彫り札屋』がつくる喧嘩札・千社札 祭好きの必需品、首下げ喧嘩札 数多くある「喧嘩札・千社札」の中でも、素材が金属の真鍮でお作りしているのは当店くらいではないでしょうか。現在では、木・ステンレス・銀・金・メッキ塗装・アクリル...などを目にしたことはあります。当店は素材となる一枚の真鍮版を切り出し「刃物で表面を彫り出す直彫り彫刻」での製造です。製造方法としては、当店の彫刻やレーザー・エッチング・鋳造など色々ありますね。 ...次回は「製造方法」のお話をしましょう。彫刻といっても色々あるので面白いと思います。 真鍮製の喧嘩札・千社札ネックレス? 木や銀とは違う質感の真鍮製 身近にある真鍮は五円玉ですね。金ぴかのモノだったりくすんだモノだったり、金属表面がメッキ塗装や透明ラッカー塗装していないので酸化して変色していくのが特徴でもありますね。真鍮(黄銅)は欧州より流入し、あちらでは色褪せる真鍮は「アンティークとして楽しむ金属」として歴史とそのデザインを楽しむ文化もありますね。日本にも骨董市だったり輸入アンティークショップでも真鍮の装飾を目にできます。 当店の喧嘩札も「金ぴか→アンティーク」へと変化し、何代でも残るお守り・ゲン担ぎの日本伝統工芸品として心を込めてお作りしています。 金属彫刻屋だからできる喧嘩札とは お好きな文字を多く、お好みで配置 細かいです。すごく。一文字2~3mm位まで彫ります。2~3mmが視認できる限界でもありますかね。札屋は数あれど、上記写真のように沢山の文字を入れ、なおかつ金属に彫刻するのは当店しか未だ見たことはないです。札自体にデザインが施されているのも「彫り札屋」ならではの一味ちがう喧嘩札。金属彫刻業ならではの一品で、お客様には最高の逸品になるようにお作りします。 多くの喧嘩札・千社札ネックレスは「フルネーム+所属や地名」を入れるのが一般的なのかな?と思います。例えば「山田太郎+東京」などですかね。当店の場合は「山田太郎+株式会社お祭り札屋+お神輿部+東京浅草」などが入れられます。家紋やさし札も勿論OK。どの様な文字や組み合わせがいいか?はお好み・決まりはないですが、またの機会でのお話。 彫り札屋ごあいさつ 埼玉県東松山市のお祭り 先日お祭りに行ってき

喧嘩札・千社札の製造方法「彫り札屋は一枚板の直彫り!」

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「彫刻」に多くの種類があるのは知っていますか? 彫り札屋の彫刻機 左はNC機械彫り・右は”手彫り”の機械 今回は製造方法のお話。 彫刻 とか 直彫り とか 手彫り とかよく見るけど何が違うの? 「彫り札屋ブランド」の喧嘩札は伝統の「直彫り=浮き彫り」です。自身の喧嘩札がどの様に作られているのか、色々な角度から「彫刻カテゴリー」を紹介出来たらな、と思います。 シブヤ彫刻の概念が根強く入っているので世界認識レベルで知りたい方は個々にお調べする事を推奨します。 「彫り札屋」喧嘩札の加工方法は自動彫刻機の「直彫り=浮き彫り」となります。 材料に刃物(工具)で直接彫刻(彫り出し)していきます。 そのままの意味です。一枚の真鍮板にデザインを彫りおこす、とも言えますね(立体的に凸で彫刻する為、浮かし彫り・浮き彫りとも言います)なので、刃物の先端が細いほど「繊細な柄・細い隙間」が表現できます。 約4mmの「焼」の文字。肉眼でも視認可能です 上記写真の様に小さい文字でも真鍮 (光の当て方で写真は真鍮っぽくないですが真鍮です) に直彫りします。工具の刃物の手入れが大変ですが、ビシッと文字が彫られているとやはり見た目 (文字の際立ち方) が違います。彫りの深さは1mm入れています。1mm以下でも影や立体感が十分に出ますが、1mm以下だと迫力や彫り物感が物足りないと感じたのを記憶しています。 当社の喧嘩札 深さ1mmの直彫りで、焦げや印刷・色付けではないので「薄れる・消える」事はありません 「彫刻直彫り」違いで刃物ではなく 「レーザー(エネルギー)」 で彫る会社様もありますね。レーザーも物凄く種類があります、趣味の範囲から工業用まで色々です...。 木材や薄いステンレスの喧嘩札はレーザーで彫れます。光を当てた所が黒く焦げ付くのもカッコいい祭り札ですね。 Amazonより 一例ですが...こんな機械で、バーっと木に「光」で彫っていきます。出力で焦げ方も深さも変わります。 「彫り札屋」の喧嘩札・千社札は金属なので、刃物で彫っています。レーザーはとてもいいです、超精密に彫れます。 金属を削れるくらいの超出力があれば...。 あるにはあるのですが、導入するにはまだ億前後の値段がしますね。